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vol.58
ゆったりとした空間とスムーズな動線の
ホテルライクな「週末の家」

Story

二世帯住宅で同居していたお母様が、暮らしの場を移されたことを機に、空いた1階をリフォームし、週末の家やゲストルームとして使える場所とすることにされたO様。

「非日常のくつろげる空間」にしたいとお考えでしたが、LDKの他に2部屋の和室が配置された少々細かい間取りで、キッチンや水廻りの設備も小さく、テーマに合わなかったそう。
そこで、理想の空間を追求するべくリフォームに着手されました。
間取りは1LDKに変更。
ホテルライクなインテリアを目指し、グレーやブラウンをベースに、タイルなどの素材感をアクセントとしてシックな雰囲気に仕上げました。

キッチンを広げ、LDの柱の周辺からキッチンへ抜ける通路幅を確保しながら動線をスムーズにすることが課題でしたが、トイレのある洗面脱衣室との位置関係がネックとなり、試行錯誤したすえのアイデアが、仕切り壁を隅切り、トイレを斜めに配置することでした。
また、ウォークインクロゼットを広くとるために、玄関ホールの幅を少し狭くすることに。
必然的にLDKへのドアも斜めの設置となり、斜めのドアと壁はO様邸のシンボルにもなりました。
①隣り合う和室をLDKにつなげ、構造上、取り払えないLDの柱にはLIXILの内装タイル「エコカラット」を貼りました。
②スペースの拡張や壁の厚さを変えることなく、ひとまわり大きな浴室に、既存の出窓を活かしてグリーンを飾れる、ゆとりと癒しのある空間に。
③テレビ後ろの壁にはエコカラットを貼り、間接照明によりニュアンスのある陰影が浮かぶ内装に。
ドアは天井までのハイドアを選ぶことで、すっきりと開放感のある印象に。
④以前のリビングダイニングは、ダイニングとしてゆったりとした空間に。
⑤右の壁には、凸凹による陰影がシックなタイルを貼ってアクセントに。既存の窓位置に合わせた吊り収納とバックキャビネットで収納量も豊富になりました。
ダクト用の梁を新設し、右上のレンジフードを美しく収めました。
⑥スペースを広げたキッチンは、壁付けの小さいタイプから、ゆとりあるオープンスタイルへ。
「左の壁を斜めにしていることで通路幅が広く、大型冷蔵庫もスムーズに運び込めました」とO様。
⑦波打つレリーフとラスター釉の輝きが眩いモザイクタイル。
⑧複雑で自然な石をリアルに再現した、品格のある石積みのデザインのエコカラット。
⑨和室から洋室に変更し、ウォークインクローゼットを配置。ウォークインクローゼットとベッドスペースを仕切る壁の上部はわずかに開け、通風を配慮。
ベッド後ろのアクセントクロスは周囲とコントラストの付きすぎない、さりげないデザイン。
⑩洗面脱衣室、トイレ、階段下収納の合わせ、一つの空間に。窓を一つ塞ぎましたが、トイレを窓が取り込まれたことで自然光の入る、明るくゆとりあるスペースになりました。
LDKとを仕切る右の壁の影響で、トイレが斜め向きの設置となっています。
⑪よりすっきりとしたデザインのタンクレストイレ。
ホワイトではなく、ホワイトグレー色のセレクトが絶妙。
⑫ワイドな洗面台と、ミラーの縦ライン照明、モザイクタイルなどにより、とてもスタイリッシュな雰囲気。お風呂も上品なグレーで統一されており、美しいホテルライクなサニタリースペースに。
⑬ウォークインクローゼットのスペースを広くとるために、玄関ホールの幅を狭め、LDKへの入口は斜めに。
⑭照明は光の色が変更できる。
温かい雰囲気も奥様のお気に入り。
メタリックな釉薬とダイナミックな面状の組み合わせが華やかなタイル。