神奈川県 O様 2023年12月施工
お客様のご要望 | 二世帯住宅で同居していたお母様が新たな住まいへ移られたことをきっかけに、住まいの使い方を見直したO様ご夫妻。 普段は2階で生活しているお二人は、空いた1階スペースを有効活用するためにリフォームを決意。 「週末に気軽に過ごせる空間があれば」と考え、家族や友人を迎えるゲストルームとしても使えるように工夫を凝らしました。 新たな用途を持たせることで、これまでとは異なる居心地の良さを実現した1階のリノベーション。 そのこだわりが詰まった空間には、ご夫妻の想いが込められています。 |
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施工事例データ
住所 | 神奈川県 |
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施工箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、寝室(洋室)、浴室・バス、洗面室、トイレ、収納、玄関、その他 |
施工内容 | 仮設・解体工事、木工事、内装工事、建具工事、設備機器、電気・給排水工事 |
費用 | 1160万円 |
工期 | 約2.5ヶ月 |
築年数 | 27年 |
使用商材 | ・ユニットバス(TOTO/シンラ) ・キッチン(トクラス/Bb) ・洗面台(パナソニック/ラシス) ・トイレ(TOTO/ネオレストAS) ・建具(パナソニック/ベリティス) (ダイケン(音配慮ドア)) |
ご提案内容 |
かつては2つの和室とLDKで構成されていた空間を、壁を撤去して1LDKへと大きくリフォーム。 内装も洋室仕様へと一新し、グレーやブラウンを基調にしたホテルライクなインテリアを実現。 さらに、タイルなど異素材の質感をアクセントに加えることで、シックで洗練された雰囲気に仕上げました。 このリフォームの大きな課題となったのが、LDに残る構造上撤去できない柱の存在と、キッチンや洗面脱衣室の広さ、スムーズな動線の確保。 特に、トイレを含む洗面脱衣室との位置関係が動線設計のネックとなり、何度も試行錯誤を重ねました。 その解決策として、仕切り壁を隅切りし、トイレを斜めに配置するレイアウトを採用。 この工夫によってスペースを有効活用しつつ、使い勝手のよい動線を確保することができました。 また、トイレ使用時の音がLDKへ響かないよう、仕切り壁とドアには遮音性の高い仕様を採用。 さらに、主寝室のWIC(ウォークインクローゼット)を広く確保するため、玄関ホールの幅を少し調整。 これにより、必然的にLDKのドアも斜めの設置となり、この独特なデザインがO様邸の象徴的な特徴となりました。 |
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施工が完了しました
隣り合っていた和室をLDKにつなげ、内装や設備も一新。
グレーやブラウンを基調にすることで、落ち着いたホテルライクな空間を演出しました。
中央の柱の右側にあるドアや壁は、動線を考慮して大胆に隅切り。
「壁が斜めになっていることで、とても動きやすく、キッチンもさらに広く見えて満足しています」と夫人も語ります。
また、この壁の向こうにはトイレがあるため、使用時の音がLDKに響かないよう、壁やドアには遮音性の高い素材を採用。
デザイン性と快適さを両立した工夫が随所に施されています。
スペースを広げたキッチンは、コンパクトな壁付けタイプから、開放感のあるオープンスタイルへと一新。
右側の壁には、凹凸が生み出す陰影がシックなタイルを貼り、アクセントをプラス。
既存の窓位置に合わせて設置した吊り収納とバックキャビネットにより、収納力も大幅にアップした。
また、左の壁を斜めにすることで通路幅を確保し、大型冷蔵庫の搬入もスムーズに。
さらに、新設したダクト用の梁により、右上のレンジフードを美しく収め、洗練された空間に仕上げた。
テレビ背面の壁にはエコカラットを採用し、間接照明が生み出す陰影で表情豊かな空間に。
また、LDにある柱の表面にも異なるデザインのエコカラットを施し、アクセントを加えた。
ドアは天井までのハイドアを採用することで、すっきりとした開放感のある印象に。
「普段過ごす2階とは異なる雰囲気を意識したので、階下に移動するだけで非日常感を味わえます」とご夫妻。
洗面脱衣室、トイレ、階段下収納をひとつの空間にまとめ、機能的で広がりのある設計に。
既存の窓位置を活かし、明るく開放的なスペースを実現した。
LDKとの仕切りとなる右側の壁の影響で、トイレは斜め向きに配置。
また、窓を一つふさぐことで、以前よりワイドな洗面台を設置可能に。
広々とした造りに加え、鏡を縦に走る照明やモザイクタイルを採用することで、スタイリッシュかつ生活感を感じさせない洗練された空間を演出している。
構造や配管を確認し、スペースの拡張や壁の厚さを変えることなく、ひとまわり大きな浴室を実現。
既存の出窓を活かし、グリーンを飾れる余裕を持たせることで、ゆとりと癒しのある空間に仕上げた。
和室を洋室へと変更し、WIC(ウォークインクローゼット)を新設。
収納スペースを広く確保するため、玄関ホールの幅を調整した。
また、WICとベッドスペースを仕切る壁の上部には隙間を設け、通風を確保。
ベッド背面の壁にはアクセントクロスを採用し、周囲と自然に調和するさりげないデザインが、落ち着きのある空間を演出している。
リフォームされたお客様の声
隣り合っていた和室をLDKにつなげ、内装や設備も一新。
グレーやブラウンを基調にすることで、落ち着いたホテルライクな空間を演出しました。
中央の柱の右側にあるドアや壁は、動線を考慮して大胆に隅切り。
「壁が斜めになっていることで、とても動きやすく、キッチンもさらに広く見えて満足しています」と夫人も語ります。
また、この壁の向こうにはトイレがあるため、使用時の音がLDKに響かないよう、壁やドアには遮音性の高い素材を採用。
デザイン性と快適さを両立した工夫が随所に施されています。
リフォーム担当者の声
キッチンを広げるにあたり、LDの柱周辺の通路幅を確保しながら、スムーズな動線をつくることが大きな課題でした。
特に、トイレを含む洗面脱衣室との位置関係がネックとなり、試行錯誤を重ねた結果、仕切り壁を隅切りし、トイレを斜めに配置するプランを採用。
この工夫により、スペースを有効活用しつつ、快適な動線を確保しました。
また、トイレ使用時の音がLDKに響かないよう、洗面脱衣室との仕切り壁とドアには遮音性の高い仕様を採用。
さらに、主寝室のWIC(ウォークインクローゼット)を広く確保するために、玄関ホールの幅を調整。
その結果、LDKのドアも必然的に斜めの設置となり、この独特なデザインがO邸の象徴的な特徴となりました。
プランナー・二級建築士/C.S